失業中の心構えと不安
1.失業中の心構え
失業すると、ハローワークにいかなければなりません。これは勿論、失業の認定のためです。認定されれば給付はもらえます。しかし、当然ですがそれで満足してはいけません。というより、ハローワークにただ行くだけではダメです。
大事なことは、「窓口の係の人と話し合い、徹底的に就職先を洗い出すこと」です。これを億劫というか、恥ずかしがっている方が多いと聞きます。ただなんとなく、置いてある資料を眺め、ああでもないこうでもないと考えにふける。これではいつまで経っても就職は決まりません。少しでもよさそうな就職先があれば、すぐにでも連絡をする。これが大事だと言えます。
ちょっとキツイ言い方になってしまうのは恐縮なのですが、この不景気の時代、のんびりしてたって仕事はやってきません。新卒の学生だって冬の時代なのですから、その他の方々の就職が狭き門なのは当然です。「何が何でも仕事をつかみとる」という決意が重要です。今までのプライドが邪魔することもあるでしょうが、愛する家族のためにも我慢のしどころです。
2.失業中の不安
失業の事実をパートナーには全て話すべきか?
雇用保険の給付により生活は何とか維持できますが、新しい就職先が見つかるまでは、毎日が不安でいっぱいになることもあるかもしれません。そんな時、頼りになってくれるのはやはりパートナーだと思います。
パートナーは、あなたの最も信頼できる理解者です。悩んでいること、どんなささいなことでも包み隠さず打ち明けるべきだと思います。ここでは、恥を捨て、甘えるぐらいの気持ちでもよいのではないでしょうか。 リストラのショックのために、自分を客観視できなくなることもあるでしょう。そんな時こそ、パートナーに全てを話し、心のモヤモヤを取ってもらう。あなたにとって、一生忘れないような励ましを与えてくれることでしょう。 もちろん、最初はパートナーもショックが大きいでしょうから、あなたの不安をかえって増大させることもあるかもしれません。しかし、少し時間が経てば、あなたにとって何よりの味方になってくれることでしょう。失業を通して、夫婦の愛が深まったという例はよくあります。
子供、親には言うべきか
これは、あなた次第だといえます。あなたが言うべきだと思えば言えばよいし、言わないと思えば言わなければよいと思います。嘘をつきたくない、でも心配もさせたくないという感情の対立は当然あることと思います。でも、大事なのは、そんなことを悩む前に、いち早く就職先を見つけることです。次の就職先を見つけた後で、「実は転職したんだ。」というのも一つの方法だと思います。また、子供に素直に話した場合、それまで頼りなかった子供が状況を理解し、急にしっかりするようになったというケースも多くあります。
外部の人間に言うべきか
私としては、言わない方がよいという立場です。やはり、あらぬ噂をたてられたり、事実が歪曲されたりしますので。