就職活動の時間がなくなる
1.就職活動の時間がなくなる
とりあえずは仕事が見つかり、ひと安心といったところです。
しかし、何度もお話しているように、正社員での仕事を見つけるのが最終目標なので、まだゴールではありません。
当初考えていたことは、この仕事をしながら就職活動を続けることでした。
でも、実際には無理なことでありました。
派遣での仕事といっても、拘束される時間は社員の方とはあまり変わりません。
そもそも人が足りないからこの会社は派遣会社を頼っているんですね。
だから「今日は就職活動したいから休みまーす」なんてとてもじゃないけど言える状況ではありませんでした。
ただ、派遣での仕事をして、そのまま正社員となったという話なんかもきいたことがあります。
今回紹介された勤務先でも、社員の方から話を聞いてみると過去にそういう例があったようです。
それならば、そういう可能性に懸けてみるのもいいかと一瞬は思ったりもしました。
しかし冷静に考えてみると、こういったことは、自分の仕事ぶりなんかが影響するのは言うまでもありませんが、その他にも会社の状況というものにも大きく左右されたりするものなんですよね。
この会社は、大変業績が悪い状態が続いているが、たまたま忙しくなったために派遣会社から人を入れているといった状況なんで、少なくとも現時点では正社員になれるかもと期待するのは無理なことでした。
2.派遣先も景気が悪い
派遣先の会社は全国展開している結構大きな会社であります。
配属先だけでもかなり大勢の方が働いていました。
こういう会社で正社員として働きたい!
初めてこの会社で勤務した時、このように思ったのでした。
この会社ではたまに正社員を募集しているらしいのですが、競争率は十数倍と高く、相当優秀な人でないと難しいとのことでした。
実際、正社員の方はてきぱきと仕事をこなしていて、ひと目で出来る方ばかりだということが分かりました。
休憩時間もそこそこに働くこと働くこと。
残業も夜遅くまですることが多く、場合によっては徹夜なんてことも。
それほど優秀な人ならば、それなりにいい給料をもらっているんだとろうと思っていたのですが、どうやら派遣会社からきている私とそう変わらない額だということがだんだんと分かってきたのです。
これにはビックリしました。
また、賞与なんかもここ最近は基本給の0.5~1ヶ月程度らしい。
こんな大きな会社なのになんでだろう?
結局は会社の業績が芳しくないのがすべての原因だそうです。
聞くところによるとこのところずーっと赤字続き。
このままでは一体どうなるのだろうかと不安がっていました。
かといって、妻と子供がいて、その上住宅ローンを抱えている身としては、とても会社を辞めるような冒険は出来ない、と嘆いている人が多いこと多いこと。
「以前とは違って、もはや転職先なんてそう簡単に見つけられるはずないじゃないか。」社員のうちのひとりが何気なく発したこの言葉に、私は顔がみるみるうちに青ざめていくのが分かりました。
一生私はフリーターなのか?