退職、失業保険、再就職は肩の力を抜いて切り抜けよう

退職、失業保険受給、再就職。人生の一大イベントですが、そんなときこそ肩の力を抜いてリラックスして切り抜けたい。

こんな場合どうする?転職回数が多い 退職後ブランクがある フリーター・派遣社員から正社員への転職

1.転職回数が多い場合

■転職回数が多い場合の職務経歴書

転職回数の多い人は、転職に不利になると言われています。

 

それは、「トラブルが多いのでは?」「協調性に欠くくのでは?」「ストレスやプレッシャーに弱いのでは?」「採用してもすぐやめてしまうのでは?」などといった採用する側に疑問や不安を与えてしまうからです。

 

このような疑問や不安を払拭させるために、前向きな姿勢を強調することが重要です。

そのポイントとなるのが、退職理由と志望動機です。

 

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●退職理由:

「○○の資格を生かすために退職」「○○の技術を身につけるため退職」と、新しい環境や可能性への挑戦をアピールし前向きなものを記載。

 

間違っても、「職場の人間関係がよくなかったから」「待遇が悪かった」などネガティブな理由にしないこと。

 

●志望動機:

希望職種に近い業務経験がないと「どうしてこの会社のこの職種を希望するのだろう?単なる思い付きかもしれない」と採用担当者に不信感を与えるおそれがあります。

 

これを回避するために、今までのやってきた仕事の中から志望する会社・職種に共通性・関連性のあるものを書きましょう。

 

どうしても関連づけるものがないときは、今まで行ってきたことと何が違って、これからどういう自分が生かせるのかということをアピールしましょう。

 

いずれにせよ、これからどういうことをやっていきたいのかという将来のヴィジョンをはっきりと意欲的に伝えることが大切です。


●ポイント
・志望する会社や職種と最も共通性・関連性のある職務内容をメインに。
・退職理由・志望動機・自己PRなどの項目でスキルアップなどを目的とした前向きな姿勢で。

 

2.職務経歴書 退職後ブランクがある場合

■退職後ブランクがある場合の職務経歴書


●ブランクの理由とその間の過ごし方を明確に

ブランクの理由は明確に記さなければなりません。
目的のないブランクはいけません。子育て・介護・資格取得に向けて勉強・留学など目的意識のあるブランクの理由を説明しましょう。

 

病気療養のためのブランクであれば、現在は回復し、今後も業務に支障を及ぼすことがないことを伝えます。

 

転職活動でブランクが長引いた場合、その経験を前向きにとらえ、その活動の中で何を考え、これからどのように生かせていくかが重要です。

 

どんな経験も無駄にしないで、すべてをプラス転化していくことができるバイタリティのある人材は、歓迎されるはずです。塞翁が馬の精神でいきましょう。


●現在、働ける環境にあるということを伝えること

ブランクの理由が解消されたのか否かということが採用する側にとっては、気になる点ですので、働ける状況であるという事実を明確に伝えます。


●ポイント
・職歴・職務内容は実績を残したものを中心に
・ブランクの理由を明確に
・ブランクをプラス転化し仕事につなげてアピール
・現在は働ける状況にあることを伝える

 

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3.職務経歴書 フリーター・派遣社員から正社員への転職の場合

フリーター・派遣社員から正社員への転職の職務経歴書


フリーター記載事項例

 

●年齢・応募資格など

 

●アルバイトの経験を記載
多数ある場合は、業種別に。
長期でやったものは具体的に記し、業務に深く関わっていたことをアピール。
リーダー的な業務をしていたならその経験も記載。

 

●仕事で学んだこと・工夫したこと

 

●仕事のやりがいを感じたことのエピソード

 

●志望動機(どうして社員になりたいのか)
「こういう経験から新たな目標や自信ができ責任ある仕事につきたいと思った」など納得のいくものを。



派遣社員記載事項例

 

●年齢・応募資格など

●豊富な職歴であるなら、編年体でアピール

●強みとなる職務内容あるなら、キャリア式で記載

●なぜ正社員をめざすのかについて

●どんな経験が生かせるのかについて

●即戦力となるスキルについて

●取得資格について

●関連する業界や職種経験について


●ポイント
フリーターとして働いた仕事を通して学んだこと・まじめに仕事に取り組んできたことをエピソードを交えるなどして具体的にアピール


派遣社員時代に得た経験と実務能力をアピール


フリーター・派遣社員ともに、志望動機は詳細、明確に。前向きな姿勢で。