退職、失業保険、再就職は肩の力を抜いて切り抜けよう

退職、失業保険受給、再就職。人生の一大イベントですが、そんなときこそ肩の力を抜いてリラックスして切り抜けたい。

怪しいサイドビジネス

毎日必死で転職活動をしているにも関わらず、成果が全く上がっていない。

 

次第に焦ってきました。

 

能力と年齢を考えると、正社員の仕事はやはり無理ではないかと改めて思うようになりました。

 

それならばと、視点を変えてサイドビジネスでもやってみようかという考えが頭に浮かんだのでした。


そこでインターネットで探してみると、いろいろとあるものですね。

 

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その中でも、あるサイドビジネスを紹介しているサイトが目にとまったのでした。

 

そのサイドビジネスというのは、なんでもホームページを利用して営業活動を行い、商品を販売するというもので、営業が苦手な方や、時間がない方でもできるという触れ込みでした。

 

ただ、そこに書かれている内容だけでは、詳細がつかめません。

 

とりあえずメールを送ってみることにしたのでした。

 

さて、翌日メールの返事がきました。てっきり、サイドビジネスについての詳細が書かれてあるのかと思いきや、アンケートがぎっしりと記載されていたのでした。

 

回答してくれた後に詳細をお話するとのことです。

 

めんどくさいなあと思いながらも、仕事を得るためには仕方がないなと、回答することにしました。

 

アンケートの中身はというと、やたら自分自身の健康状態に関することであって、一体なんでだろうかと思ったものでした。

 

きっと健康状態が良くないと、仕事をするのに支障でもあるからだろうとその時は深く考えませんでしたが・・・。

 

何時間もかけてアンケートを回答し、その内容をメールで送りました。

 

翌日に再びメールが来ました。今度こそはサイドビジネスの詳細が記載されているだろうと期待して、読んでみると、ある程度のことは書かれてあるものの、今ひとつ詳細がつかみきれませんでした。

 

というよりも、それ以上の事については、会場を設けてそこで話をするので、来るようにとのことでした。

 

しかも遠い。ひょっとしたら、怪しいのではないかと一瞬思ったりしたのですが、仕事をしたいという焦りの方が強く、出かけることにしたのでした。

 

しかし、今考えると全く軽率なことをしてしまったと反省しています。

 

指定された会場に行くと、既に数十人の方々がいました。

 

自分だけじゃなかったんだという安心感と、お金に困っている人が多いんだという同情(自分もそのひとりなんですけどね)とが入り混じった複雑な心境になりました。

 

しばらくして、ようやく主催者の説明が開始されました。

 

はじめは、健康というのがいかに大切なことであるという話から始まって、その健康を保つためには内臓を丈夫にしなければならない、そして、我が社の健康食品が内臓にとてもいい影響を及ぼすんだ、ということを具体例を挙げてとてもうまく説明をしていました。

 

いつの間にか、このすごい健康食品を手に入れたいなあと思うようになりましたね。

 

さて、ここからが重要なとこ。


サイドビジネスというのは、結局、この健康食品を販売するというものだったのです。

そして、その販売方法としてホームぺージを利用するとのこと。

 

そして、売れば売るほど分け前が自分に入ってくるというのです。

 

ホームページを使うので、口べたであっても出来るし、ホームページ作成も主催者側が指導するので、決して難しくないというのです。

 

そして、そのためにはまず、商品を知っていただかないといけない。

 

それで、まず、私達に商品を購入してもらいたいというのです。

 

ところがところが、1個では売ってもらえず、数十個まとめ買いしなくてはならないというのです。合計でなんと数十万円。

 

さすがに驚きました。

 

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さらに驚いたことに、今回購入することによって、私がこのサイドビジネスを知るきっかけとなったホームページを作った方にお金が入る仕組みとなっていているのです。

 

なんのことはない、サイドビジネスで商品を販売しようと思っていたところが、先にサイドビジネスの商品の購入者としての立場になろうとしているのです。

 

その後に、私がホームページをつくったとして、誰かがそのホームページ見て、同じように会場に足を運んで商品を購入してくれると、今度は私のみならず、私が見たホームページの作成者にもお金が入るようになっているのです。

 

これって、まるでネズミ講じゃないの?と思いました。

 

主催者側もそのように思われることはあらかじめ承知だったようで、絶対にネズミ講ではない。

 

ネズミ講であれば、いずれどこかで行き詰まるが、このサイドビジネスは実際に商品を買ってくれるから、絶対に行き詰まるハズはない、と必死で説明していました。

 

確かにその通りなのかもしれません。

 

しかし、たとえ合法であっても、私は危ない橋を渡るつもりはありません。

 

きっぱりと断り会場を後にしました。

 

今回の件で悟ったことは、仕事内容をなかなかはっきりさせないサイドビジネスは危ないということ。

 

皆さんも気をつけましょう。